機械はマシニングセンターを除き全て、汎用機。そのため、熟練の職人による手仕事で、大型部品等の厳しい寸法公差の仕事を行っています。ごくわずかな加工の誤差も許されません。
求められる加工精度は±100分の1ミリ。金属は温度次第で伸び縮みするため、切削加工によって熱せられた金属素材が冷えるだけで、簡単に誤差は生じてしまいます。そんな難しいモノ、他社がやれないモノ、やります。
ポイント：100分の1ミリ？
簡単に説明すると、1万円札1枚の厚さが、約0.1ミリ。
日本人の髪の太さが約0.08ミリ。
小ロット品・単品物が得意。協力会社と手を組むことで、材料調達、機械加工、表面処理、熱処理、組立てまでの一貫生産が可能です。
最大直径2メートルまで迫る大型部品を加工できます。汎用正面旋盤や3m×2mのオオクマ製マシニングセンターを保有しています。当社の設備で加工可能な品目でしたら分野は選びません。
お困りの案件がございましたら、一度ご相談してください。
ステンレスやチタンなど、硬度が高くて削りにくい素材や一般には殆ど使用されていない、特殊な新素材の加工を依頼されることもよくあります。
反対に柔らかい素材（アルミニウム、銅など）は、機械のギア比の問題で理想の回転速度が出ないので不得意。
特殊な形状の加工の依頼に対応するため、切削するための専用工具を作ることもあります。
少し難しい話かもしれませんが、発電所にはポンプの部品が必需品です。特に火力発電所、原子力発電所、水力発電所等、発電所にはポンプは欠かせません。
そのポンプの主要部品や国外では出来ない部品も製作しています。
他にも、水害防止用ポンプは、6秒で25mプールの水をカラにする能力を持っています。
そのポンプにも当社の部品が使われています。
素材メーカーとのお取引の中で、新素材の加工に思い切って挑戦することで加工技術がつちかわれてきました。それには専門書にも記載のない技術を、職人自ら加工方法、段取りを考え、臆する事がない姿勢が求められますが、そうした挑戦の歴史が顧客からの信頼獲得につながっています。
以前に経験した加工方法を、そのままでは使えない仕事を任されることもあります。50年前に書かれた手紙の図面を渡され加工依頼をされたこともあります。
高校新卒から35歳までを積極的に採用し、人材育成に力を注いでいます。新入社員はベテラン社員からマンツーマンで学べる環境が整っています。
新規採用者には測定器の扱いを社長が徹底して教え込みます。その後の加工に必要な社内の機械はどれでも対応できるようにプログラムを組んで研修を行っています。
当社で一人前になった社員は、どの企業に属しても一人前として通用できるように、技術者を育てています。
65歳の定年後に、個人事業者として契約することも可能です。引き続き業務や指導を行ってもらえるようにしています。
人材育成の一環で、仕事で必要な資格を取得するための講習会は、全額社費で受講させているので、個人のスキルアップを望めます。
大田区主催の『モノづくり企業の魅力を知る』セミナーでの講演や工場見学会の受け入れ等を行い、地域での活動を積極的に行っています。
学生向けにインターンシップや工場見学も随時、受け付けております。検査や作業の職場体験などを行っています。なお、笹川製作所では、経験・未経験問わず、正社員を募集しています。
株式会社笹川製作所